ペットロス関連の本も読んでいまして。
ただ、他の人の体験談は感情移入してしまうので辛くて読めないですね。
(BlogやFacebookやtwitterやメールでメッセージをくださる方々には共感できて胸にしみ込みます。)

今回読んだ三冊をご案内しておきたいと思います。

たいせつな家族 犬と猫を看取る
たいせつな家族 犬と猫を看取る

こちらの本は前半の半分ぐらいがペットとの思い出のリポートになっています。
残り後半が人間と動物の関係とその歴史、看取るということ、そして火葬などの実務について書いてあります。
巻末には北海道の動物関連のデータベースが載っています。
北海道在住の人向けの本なのでしょうかね。


ペットロス
ペットロス

こちらの本は“ペットロスそのものは病名や症状を表すものではない。予防するものでも、治療するものでもない”という事を巻頭から巻末まで書かれています。
ですので、ペットロスのケアについて丁寧に書かれてはいません。

あとは、ペットロスの事例やそれらの環境について書かれてありますが、率直に言って章にまとまりがなくバラバラな感じです。

そして、『ペットロスを乗り越えたというのは、“骨折して治った部分が、骨折しなかったよりも強い骨になる”、ペットロスを体験した事によって、人生がさらに深く豊かなものになっていく。ペットロスを乗り越えたとはそのような状態ではないだろうか。また、新しい動物を飼えばいい。』というような事で締めくくられています。

『ペットロスが病気ではない』としたら『花粉症も肩こりも視力の低下も頭痛もニキビも病気ではない』と言ってるのと同じような乱暴な気がします。悩んでいる人や困っている人たくさんいますよね。
それに、骨折にしても明らかに大怪我(病気)ですよね。痛いですし、適切な処置や治療が必要なはずです。

特に、『ペットロスを体験した事によって、人生がさらに深く豊かなものになっていく。』という言葉にはかなり抵抗があります。そんな単純なものなのでしょうか。
私は、ぶーの死を自分の成長の道具にするつもりは全くありません。思いもよりません。
ぶーがいなくなってとても寂しいし悲しいですし、もっとしてあげられることがあったのではとは毎日思います。ただ、これを乗り越えられたら自分が強くなれるなどとは考えもしません。

ぶー以外にも、これまで飼ってきて、いなくなった動物たちにももっとなんとかできたのではないか、と思っています。
その時の寂しさはどう乗り越えたのだろう、今ほど落ち込んでいなかったとしたら自分は冷たい人間だったんじゃないかのか、とさえ思います。
もっとも、以前飼っていた猫がいなくなった時も夜中眠れずに探し回ったりもしました。それが、どこまで行えば充分だったのかも分かりません。

それに、私は動物を癒し目的で飼っているわけではないです。結果として大きな癒しにはなってくれていますが、それが目的で飼っているわけではないです。ぶーが大きなものを与えてくれたことには感謝していますが、ワガママ気ままなままでも受け入れていました。
ぶーがウチに来たのは偶然ですし、リンを迎え入れたのもぶーの存在があったからです。
家の猫になったら、おいしくて安全なフードを食べ、遊びたいときに遊び、夏は涼しい所冬は暖かい所で過ごし、寝たいときに心地よい場所で眠っていてくれればそれでいいです。それだけです。

そういう意味でこの本は全く参考になりませんでした。


ペットロス・ケア
ペットロス・ケア

こちらの本は1986年に初版が発売された本で、ペットロスについてまとまった形で書かれた本としては世界で初めてのもののようです。
もっとも、この本の内容は今でも十分通用するものであり、この三冊の中では一番まともだったと思います。
この本は章立てもしっかりしていますし、事例に対する方法も書いてありますし、Q&Aのページもあったりして参考になると思います。


今日は久しぶりにホットヨガのクラスを受けました。
事前に別なインストラクターの先生が、私が“ペットロスで苦しんでいてカウンセラーを探している”ということをお聞きになられて、精神科の先生をご案内してくださったりしました。
お陰様で今日は少しはヨガに集中できたと思います。
このような優しさや心遣いはありがたいですし、本当に救われます。

※今日は天神祭でしたので、天満橋の事務所の近くやヨガスタジオの近くも人でいっぱいでした。


今日のリンです。
また私の部屋をのぞきにきています。
気になるのでしょうね。
のぞいては奥の部屋に行くというダッシュを繰り返しています。
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